第1章 「運命の約束」

玲 「ハア??勝手に家決めちゃったの??」
母 「んな驚くことないでしょ?」
玲 「あれだけ言ったじゃん!!家だけは私が決めるって・・・・」
母 「言ってたわね〜」
玲 「じゃあ何で?」
母 「だって東京に一人娘を出すって時に頼りになったのは剛ちゃんじゃない・・・」
玲 「ハア?・・・剛ちゃん???」
母 「うん・・・」
玲 「小声で言わないでよ!剛ちゃんって・・・???」
母 「剛ちゃんは剛ちゃんじゃない!玲の幼馴染の・・・」
玲 「開き直り?!って・・・剛ちゃんって・・・あの剛?!」
母 「そう!あの剛ちゃん・・・」
玲 「何考えてんのよ!!幼馴染って言ったって剛が向こうに引っ越してから1度も会ってないじゃないのよ!!」
母 「会ってないって文通してたじゃん!」
玲 「んなもんとっくの昔に止めてるわよ!!」
母 「え〜?止めたの??何で??」
玲 「あのね!お母さん!私が高校に入って剛を見ない日あった?」
母 「んなもんあるわけないじゃないよ!毎日見てたわよ!」
玲 「開き直らないでよ!!あれだけ忙しくなったのよ?文通なんてもんできるわけないでしょ?第一中学って言う微妙な年齢に良くもグレずに手紙の返事くれてたって今じゃ感心してるくらいよ!」
母 「じゃあ問題ないわね!」
玲 「大有りよ!!小さい頃からろくに話したこともないあの剛を・・・今じゃ森田剛の方が正しいわね!私にとったら普通のファン同然今じゃ剛はTVの人なの!分かる?そんな人に何任せてんの?」
母 「じゃあ言うけどね〜東京に一人で行って方向音痴のアンタがどうやって自分の家にたどりつくと思うの??どうやって大学行くの??え?アンタの周りには性格なナビゲ―ションが必要なの!分かってないのはあんたでしょうが!」
玲 「ナビゲ―ション??酷くない??」
母 「あっ・・・とにかく!!東京に行くんだったら剛ちゃんの許可なしには動かないことを約束しないと東京へ行くことは許せません!」
玲 「ハア??何で?!何で剛の許可が必要なのよ!!
意味わからない!!」
母 「分かったらとっとと荷物整理の続きしなさい!!」
私は苛立ちと共にその場から離れた・・・
私の名前は田並 玲 (レイ) 年は18歳・・・
今年で19かな? これからデザイナ―になるという夢を叶える第1歩となる東京の大学へ通うために一人暮しを始めることにした矢先の出来事だった・・・母が言い出した剛ちゃん・・・これこそ私の幼馴染である今やV6として活躍しているあの森田剛だ・・・
幼馴染と呼べるのか分からないが剛とはもう10年以上前に話したっきり話してない・・・おまけに会ってもない・・・中学までやってた文通ですら途絶えて早3年が経とうとしているって矢先に決められた事だった・・・
母の゛東京に行くのは許可できない゛っと言う一言で渋々腹を括った・・・
とうとう上京当日の日が翌日に迫った夜・・・
なぜか私は上京するという事より剛と会うっと言うことの方が戸惑いを隠しきれず大学への不安とかそんなものより不安で悩みにもなろうとしていた・・・

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